幼少期

三重の田舎で生まれ、のほほんと育ちました。
特にこのころは自転車にすごい興味があったわけではなかったです。
体があまり強い方ではなく、病気しがちでした。

思春期

中学生になると行動範囲も広がり、遠くに出かけたくなるが、乗り物酔いが激しく、あまり車やバスでの移動は苦手。
だが自転車なら自分の気の向くままに好きに出かけることができると理解できる。
遠くの場所に自転車で行くことが自分の中で楽しくなる。

大学生活

大学に入って、サークルなどに入ろうかと悩んでいたときに、サイクリング部の勧誘を受ける。
そこで自転車旅について知る。
入部してすぐの夏休みに大阪から新潟までの長距離サイクリングに出かける。
初の1人旅でしかも、自転車で。

先輩からもいろいろとアドバイスをもらいながら、旅へ。
初日に大阪から名古屋へ。
名古屋の町中で野宿するのは、さすがに怖かったのでカラオケで宿泊するも、ほとんど寝れずに終わる。

2日目は、名古屋から静岡へ
途中の道の駅で、知らない人から「どこまで行くんですか?日本1周ですか?」と聞かれて、励ましてもらう。
実はめちゃくちゃうれしかったです。
初の1人野宿
始めは怖かったが、いつの間にか寝ていた。

3日目 静岡から山梨の身延へ
富士山が見えるかなと期待していたが、特にみることは出来ず。
道中で色々な人が声をかけてくれる。
些細なことでもすごく印象に残っている。
1人旅だからか余計に誰かと話したくなる。

4日目 身延から白樺湖へ
白樺湖で見た早朝の景色は、とてつもなく綺麗だった。
湖面に写る山々の景色や静かな湖畔が、いまでも忘れられない。
あの時は、ガラケーしか持っていなかったから写真もほとんどとっていない。
それだけが悔いが残っているが、また是非行きたい場所です。

5日目 新潟へ
5日目になると野宿も特に気にせず、どこでも寝ることができるようになる。

正直、大学に入るまでというか、サイクリングに出会うまで、
貧弱な男の子でした。

それが、サイクリングを初めて、もちろん大学の部活動であったこともありましたが、
いろいろな経験をさせてもらいました。

今まで知らなかった日本を知り、それでもまだまだこんなにも世界は広いんだと気づかされました。
いつも何も考えずに走っていた道も歴史があったり、様々な意味があってこんな地形になっていること。
その土地にしかない食べ物、その地域でしか味わえない風習
言葉の違いや食材1つでも全然違いました。

そんないろいろなことを経験させてくれるのが、サイクリングであり、自転車旅です。

こんな素晴らしい世界を是非皆さまにも体感してもらいたいです。