世界一わかりやすい債権♪国債って?社債ってなに?
[box02 title="今日のまとめ"]債権は比較的にリスクが低い
債権には新発債と既発債があります。
利益獲得には様々なパターンがあります。(利付債・割引債)
資産リスク分散のためにも外国債も重要な方法(為替リスクもありますが)
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債権のお話しの前に年利について
年利とは
年利3%って言われても、それには大きく2種類に分かれます。
単利と複利
単利は、運用しているお金にのみ利息がついていきます。
複利は、運用しているお金+増えた利息にも利息がついていきます。
72の法則で資産が2倍にする期間がわかる
例)72÷3=24ヶ月
年利3%であれば、24カ月、2年間で元の資産から2倍になります。
これが5%であれば、14.4ヶ月ということで、約1年2カ月です。
だから金利についても、複利なのか単利なのかしっかりと把握しておくことが必要です。
ちなみに借金などは、たいてい複利です。だからあんなにも膨らみやすくなってます。
債権とは
債権を買う=お金を貸すこと
会社や国、自治体などが債権を発行して、その債権を投資家がお金を払って債権を受け取ります。
債権の利子
もちろんこの債権を買うときに、プレゼントされるもの。
債権と定期預金の違いは?
元本保証なし
価格変動あり
金利変動なし
これが債権です。
10年物の定期預金と債権
定期預金は10年以内でも解約することができる
債権も売却することで現金化することができる
価格変動が起こり、マイナスになる可能性もあり。
債権は、価格変動があり
なぜならマーケットで相場の変動があり、上がったり下がったりすることがあります。
ですが、償還日には必ず元本の金額で返還されます。
債権の金利変動なし
定期預金は金利が変わることがありますが、債権は一定で変わることはありません。
もちろん経過利子というものもあり、途中売却で手放すことになったとしても、所持していた期間の利子は支払われます。
債権と定期預金の違いは?
破綻や倒産した場合
定期預金は、金額の上限はありますが、ペイオフもあります。
しかし債権にはペイオフ制度なしということで、会社や国が潰れればお金は戻ってきません。
これをデフォルトとか債務不履行って言います。
債権ってどうなの?
改めてよく考えてみましょう。
銀行破綻が先なのか、国の破綻が先なのか?
国が潰れそうだとなれば、皆さんがすることは、まず銀行に預けているお金をおろしに行くでしょう。
だから国が潰れるよりも銀行が潰れる方が先だと言えるでしょう。
しかも国債の方が利率も良いのでなお、国債を買っておく方がいいと言えますね。
それでもたった0.05%とかのレベルなので、気持ち程度ですが。。。
債権
利付債1000万円で途中の利子が特定のタイミングで支払われ、償還日に1000万円も帰ってくるということ。
割引債
始めに800万円で購入したものが、途中の利子はなく、償還日に利子を含めて1000万円が帰ってくるということ
債権価格について
新発債
発行価格によってきまります。
企業が新規事業を始めるときなどに発行されます。
経営が確実性が高いところほど、金利が低くなります。
企業が、自分で価格を決めて発行されます。
既発債
時価価格になります。
事業が失敗したタイミングでは値下がりしたりすることもあり、もちろんその逆もあり得ます。
期間と金利の相関性
単純な相関性です。
償還日までの期間が長くなれば、その分信頼がすくなくなるので、金利が上がります。
逆に短くなれば、金利は下がっていきます。
預ける期間が長いと、すぐに現金化出来ないので、その分不安になります。
その信頼性が金利に反映されると考えてください。
本日のまとめ
[box02 title="今日のまとめ"]債権は比較的にリスクが低い
債権には新発債と既発債があります。
利益獲得には様々なパターンがあります。(利付債・割引債)
資産リスク分散のためにも外国債も重要な方法(為替リスクもありますが)
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